お魚カレンダー

宍道湖大和しじみ

現代医学・栄養学の研究が進むにつれて我々の健康を支えてくれるのは特別な薬でも健康法でもなく、最も日常的な毎日の食事が重要であることが明らかになってきており、なかでも自然食品か見直されてきています。
シジミは化学肥料も農薬も全く使わない自然の恵みのみで大きくなる純自然食品なのです。

シジミに肝臓の働きを強化したり、改善したりする作用があるのは、主としてメチオニン・タウニン・ビタミンB12の働きによるものであるといわれています。なかでもメチオニンが最も強肝作用が強く、決め手となっています。
また傷ついた肝細胞を修復する働きのある必須アミノ酸は体内では合成されず、食物から摂取しなければ成りません。シジミは必須アミノ酸がバランスよく含まれるプロテインスコア100の食品ですから、肝細胞の修復にも有効に作用するわけです。

現代人の最も大きな栄養欠陥は食生活の変化などによるミネラルが不足にあることは広く知られています。
汽水湖はミネラルの宝庫です。ミネラルは元来、大地や海水の中にあるものですが、雨が大地よリミネラルを川に流し、川はミネラルを湖に運んでいます。そのミネラルを養分にしシジミは育つのです。
したがってシジミの体内には右表のようにあらゆるミネラルが豊富に含まれています。特に現代人に不足しているカルシウム・鉄・ビタミンB12が豊富に含まれています 。

シジミのおいしさを作る「うま味」成分の中心はなんといっても「コハク酸」です。コハク酸は日本酒の「うま味」成分でもあります。
その他に「うま味」成分としては、コンブのグルタミン酸、エビ・カニのグリシン、カリウム、ナトリウムがあり、これらが加わることでより深くこくのあるシジミの味に仕上げられています。

ほとんどの食品は新鮮なものほど美味しくて、更に冷凍すると味が落ちるものですが私達の「うま味」成分の分析結果から、空中放置や冷凍することによって「うま味」は決して落ちることなく、むしろ「うま味』が増すことがわかりました。
冷蔵庫の中に水なしで乾かないように保存すると非常に美味しく食べることができます。
また長期間であれは冷凍することをおすすめします。冷凍しても決して味は落ちません。
シジミを前述した方法で砂だしした後、1回に使用する量だけ小分けしてビニール袋に入れ、乾燥しないように輪ゴムなどで密封します。
一度試してみてください。とっても美味しくて便利です。

土用のしじみ
今年の「土用の丑の日」は7月24日と8月5日(二の丑)です。「土用」とは立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことで、年に4回あります。その中の丑の日(十二支の中の丑)を「土用の丑の日」と呼びます。実はしじみも、この時期に人気の食べものでした。
しじみの旬は年に2回。身のひきしまった「寒しじみ」と、栄養たっぷりの「土用しじみ」の頃と言われています。特に土用の頃の大和しじみは、冬の雪解けの水と暖かい気候に誘われ、川底からはい出して卵を産むための栄養をたくさん体に取り込んでいます。アミノ酸やビタミン、ミネラルいっぱいの大和しじみは、“うなぎ”に負けず劣らずの、「土用」のごちそうだったのです。

しじみの簡単アレンジレシピ(1):しじみの柳川風

材料:1人分

しじみ
200g
大さじ1
ごぼう
25g
三つ葉
2本
大1個
だし汁
150cc
味醂
小さじ2
醤油
小さじ2
砂糖
小さじ1
 

作り方

  1. しじみは酒蒸しにしておき身を取り出して汁はこす 。
  2. ごぼうはささがきにし、水に放ち、三つ葉を4センチほどに切っておく 。
  3. だし汁にしじみの汁を50cc足して鍋に入れ調味料をいれ、2.のごぼうを入れる 。
  4. 好みの硬さになったら、1.のしじみと三つ葉をいれる。
  5. 沸騰したら溶き卵の半分を入れて静かに混ぜ、再び沸騰したら残りの卵を入れる。
  6. 蓋をして火を消し、半熟状態で仕上げて出来上がりです。

 

しじみの簡単アレンジレシピ(2):中華風しじみ炒め

材料:2人分

しじみ
500g
にんにく
少々
生姜
少々
ネギ
1~2本
醤油
大さじ1
オイスターソース
大さじ1
日本酒
大さじ1~2
油、豆板醤
適量
 

作り方

  1. ニンニク、生姜、ネギはみじん切りにしておく。
  2. 中華鍋を熱し油を多めに引き、にんにく、生姜、ネギを半量、豆板醤を入れて炒める 。
  3. 香りがたったところでしじみを入れて炒め、蓋をして蒸し煮にする。
  4. しじみの殻が開いたら、醤油、オイスターソース、酒を振りかけて味をつける。
  5. 熱いうちに器に盛り、残りのネギを散らして出来上がり。

 

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