スタッフ紹介
watasuiのこだわり-渡邊朝夫
干物を一言でいえば、魚に塩をして乾かしただけのものです。非常に単純な加工食品の一種です。しかし「単純なもの程難しい。」という古来の法則がやはりここでも生きています。
素材、製法、時間...etc。それらが一体となり初めて美味しいと感じることのできる“ 干物 ”が出来上がるのです。
オーケストラをイメージして下さい。まず、各々の構成員の技量がまず一番です。次にその演題をどの様な演奏形式にもっていくか? そして最後に全体がまとまり一つのハーモニーとなって表現する。何を表現したいかは指揮者の感性の中にあります。
私は干物を味のシンフォニーの一形態ととらえています。無添加で安全な食品、こだわりの商品等。種々の宣伝コピーを耳にします。私はあまり好きではありません。声にして出さなくてもそれって本当は当たり前の事なのではないでしょうか?江戸時代から干物はあったでしょうし、その時代に食品添加物はなかったのです。こだわりと言わずとも職人には、自然なことなのです。食に理屈はいらないのです。美味しい味こそ、その答えです。
当社は、原料のほとんどを島根沖で取れる近海魚を使用しています。 塩は、種々の天日塩を使っています。これらをいかに調和させて作品を作るか?
職人の世界の楽しみはここにこそあります。

